幾星霜

わたしのため、書き置き

劇団☆新感線【乱鶯】2016.04.13(初日),21,25,30(千秋楽)

4ヶ月以上前の乱鶯の記憶を引っ張り出して書いてます。

私は大阪公演初日、中日の21日25日、千秋楽の計4回観ましたー。

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今回の感想は…舞台よりもガラガラの3階席が印象深かったです…最後列に閉じ込められたヤングチケット勢がガラガラの前5列を見ていつも悶々としてました。
座席移動したいと申し出るおばさま見かけるし。

 

とにかく内容は、ブラック…?
1幕オープニング以降ずっとスチャラカポンッ♪スチャラカポンッ♪みたいな日常パートが続き、2幕半ばに突然斬り合いが始まってばたばた人が死にます。

 

え…ブラックってどのへんが…??って思ってるところに急に人が死に出すから、ブラックってこれのことかー!!?!?とただただ脳内ツッコミ。

 

内容は個人的にはなんともとっかかりのない、可もなく不可もなくな時代劇でした。

 

4回観に行った意味はあったんだろうか…

 

 

乱鶯を私が好きになれなかった理由はいくつかあるんです。

無駄に長い説明的日常シーンとか、居酒屋でのちょっとコントっぽい揉め事とか、小橋様の天然ボケ連発とか、、、

その中で最も大きな部分を占めるのが主人公である鶯の十三郎!!!!!

仲間を皆殺しにされて命からがら逃げ延びた過去を持ち、足を洗った今は恩ある鶴田屋で謎の豆腐料理創作に励む板前さん。

未亡人の女将さんをおばけの粟根さんに代わり守ることが使命って感じのかっこいい古田さんです。

 

しかし、この設定は仮の姿…

実のところ、女将さんのこと大事にしてはいるもののスリルと盗人家業から逃れられない!のめり込んでいく根っからの盗賊!!!

 

十三郎の行動のなかでも私が最も許せないのは、もうずいぶん前に大千秋楽迎えてるから言うけど、クライマックスのシーンで仇討ちのために黒幕である黒部を呼び出す場面…

 

仇討ちはずっと十三郎が逃れられなかった業だから仕方ない、仕方ないけど、その場所になぜ女将さんが大事にしてる鶴田屋を選ぶのか!!!!なんでや十三郎!!!!!

 

女将さんとこれから2人で幸せに暮らしていこうねみたいな言葉を交わしながら、1人仇討ちを決行するのもなかなか十三郎という男の本質を表してるような気がします…

仇討ちなんかしたらきっとこのまま鶴田屋の板前として働けなくなる、そうしたら女将さんが如何に悲しむか十三郎は痛いほどよくわかってるはず。それでも盗みと殺し合いの世界から逃れられへんのか十三郎…

 

こんなかんじで私は十三郎が好きになれませんでした。

他にもなぜ砂吉に偽物の間取り図?を渡さなかったのかとか気になる部分は多々あります。

 

かといって悪いとこだらけだったわけではございません。乱鶯、グッと目を惹くシーンもたくさんありました、中でも今回は兎に角橋本じゅんさんが最高でした…。

元々新感線ネタものが好きな私にとってじゅんさんは轟天やらゴジローみたいな肉体派おもしろお兄さんのイメージが強い方でしたが、こんなにも…こんなにも冷たくて悪い役が似合うお方だったなんて…

 

じゅんさん演ずる火縄の砂吉は兎に角外っつらが良くて裏でえげつない事をする根っからの悪党。眉がなく冷たい印象を受ける表情と飄々とした態度がとてつもなくセクシーで、所作の1つ1つに悪役の色気が醸し出されている素敵なキャラクターです。

 

人身売買やら無用な殺生やらやっていることは本当に容赦ない外道ですが、甘いものが好きで出るシーンごとにお饅頭やら飴やら違った甘味を食べててそれのなんて愛らしいこと…

 

じゅんさんがブログかパンフレットで砂吉はタフ&ハードな役だ、本気の悪党を演じると心身に負担が大きいと、しかし同時に楽しんでやってると仰っていて砂吉と向き合うじゅんさんの姿勢からなんだかもっと橋本じゅんさんを好きになった気がします。

 

ストーリーに色を添える悪役としての砂吉を好きになると同時にいち個人としての砂吉に興味を持ち彼の過去や、美学などそういったものを想像するのがすごく楽しかったからこそ乱鶯を見続けられたと私は思っています。

実際3時間オーバーで毎回学校帰りに観に行ってたせいでウトウトするシーンはあったけど砂吉の場面だけは目ギンギンだったし。

 

脚本の中で生かされている砂吉に対して描かれていない部分を補完し舞台上の姿から観客に想像させる、人間としての奥行きを持たせるところはさすが名俳優さんです…

 

普段は古田新太さんが死ぬほど好きな私ですが、新感線作品においてはじゅんさんの虜です。

 

客演の大東駿介さんはちょうど今年の2月に劇団鹿殺しの「キルミーアゲイン」で観てすぐだったので、名前に親しみはあったものの、イケメン覚えられない病発症して最後までまったくピンと来なかったです…というか梅芸3階からピンとくる方がおかしいよ!遠いし!!

キルミーの時はシュッとした少し古風なお顔の殿方という印象でしたが、ちょっと抜けてる王子様的役所の小橋様を演じているのを観てなんとなく印象が変わりました。ああいうシュッとした方って和装が似合いますよね…

 

今回好きだった役は火縄の砂吉、丹下屋の女将、番頭さんかなあ。

いつもの新感線ぽさが抑えられてた分見慣れたメンバーに馴染みのあるノリの安心感が凄かった。

2幕の始まり方が好き。

 

乱鶯、結構ボロカスに言われてたみたいだけどそんなに悪くもなく新感線の新しい一面が観れてまあ良かったかなって具合でした。

 

VBBは大阪千秋楽取れてるから楽しみ…!!!!

 

 

 以下、iPhoneに書きなぐった感想メモ供養

 

4/21
1幕おわりー!なんか今日古ちんめっちゃ噛んでない…?わかっただけでも4回くらい噛んでたんだけどwでも最初の殺陣のキレめっちゃ上がってた気がしてテンション上がった!十三郎おじいちゃんやんけ!!って思ってたけど、ちゃんとカシラ感でてた。

先週も思ったけど、オープニング演出ゲロかっこいいやばいすごい。やっぱ映像演出とセットの演出好きだなあ。勢いあるよね。あと夜中のCMとかでよく聴いてた音響?テーマ曲?のロングバージョンいいーーよいーーー

あととにかくじゅんさんの悪役いい〜〜😳

眉間にシワ寄せて左の口角だけ上げて笑う笑い方最高だよね。これぞ悪役!!ってかんじ…。男装の女の子助けた時の「待ちぼうけはごめんだぜ!」ってセリフ言う柔らかな表情からの直後お頭って手下に呼ばれた時の表情の変化やばいね。豹変ってこの事か!笑


一回目じゃ気づかなかったこと
①丹下屋に火縄の砂吉一味が攻め込んで手下的な人たちがワーッて暴れてる最中、川原さんとインディさんが肩組んで丹下屋の人たちが殺されていくの見ながら笑ってた。2人が仲良しな描写全然ちゃんと見れてなかったから見つけた瞬間ふふってなった。
②丹下屋の人たちが惨殺されていくシーンで、丹下屋の主人がお幸さんをかばって殺されてて、うぅ〜丹下屋のご主人〜;;ってなったし、その直後丹下屋の番頭さんがさらに少しお幸さんを庇うように後ろにやる仕草してアアーつらいーー;;;ってなった。お幸さん愛されてるなあ。
③お幸さんが刺し殺されるカットの「もうだれもいねぇよ…!」ってセリフめちゃくちゃ好きかも…砂吉の冷たさが際立ついいせりふ…殺す相手のことちゃんと人間として認識してるとも取れるし、砂吉がどんな人間か少しわかる気がする。

あとインディさん刺殺SEのヌグヌグメリメリって音、結構グロくて苦手です。

 


4/30千秋楽

やっぱ1幕最後の鶴田屋のシーンは眠くなっちゃうなあ…ちゃんと睡眠とってきたのに。

オープニング演出の同心と盗賊が町中駆け抜けて斬り合うシーン、すべて黒部の掌の上と考えると面白いなあ。あと源三郎腹立つなと思ってたけど、一周回って愛着湧いてきた。

あとあれ、どのタイミングか忘れたけど一回目の回向院のシーンでじゅんさんが左手を袖から抜いて胸元から少し出す仕草する時、今日くちびるに少し触れててそれがすっっっごく色っぽくて…砂吉反則や…

十三郎と砂吉が初めて回向院で会うシーンで砂吉が舌ぺろってしてたのはぁかわいい;;ってなった。やっぱり今回砂吉が一番かも。

乱鶯1幕、谷風見に来たお嬢さんを川原さんインディさんが連れて行くシーン初日は無理やり引っ捕えて連れてってたよね……?21か25日に見た時から普通にお声をかけて楽しげに歩いて行く(しかも川原さんの顎クイ有り)に変わっててびっくりとともに少しときめいた…

あとおりつの隠れた襖を開けるシーンの勝太郎と源三郎のジェスチャー追加されてたよね…?あと忘れてる変更点ないかな…

 

あと、やっぱおりつが引き込み役やったんかなあ、、おりつ悪い子やな。小橋さまが死んだときの錯乱のしようはほんまやったんかな。
引き込みをしてくれたら小橋は殺さないって砂吉達に言われたのかも。どうだろ。

乱鶯、1幕1時間、2幕2時間やのに2幕の方がずっと短く感じた。ストーリーの展開が目まぐるしいからかな。1幕は日常描写が気だるくて勘助さんと十三郎のシーンは4回中3回はうとうとしてました。

邦画【愛の渦】2016.07.24チャンネルNECO

映画『愛の渦』

 

これなんなんやろ。

愛の渦見て欲についてぐるぐる考えてる。やっぱどうしても私には気持ち悪く見えるねんなあ。本能とかそういったサムシングは動物臭くて。人体キッッッショってみんなならん???

 

出演者が柄本時生さん、田中哲司さん、新井さん、滝藤さん、麦ちゃんってことで完全にキャスティングの好みと邦画的ディストピア感に釣られてチャンネルNECO日本映画専門チャンネルで見たけど、殺伐としてそうで殺伐としてない、ちょっと殺伐とした割り切り乱交パーティーって感じやった。

 

あらすじは、会員制ハプニングバーに集まった初対面の男女数人が朝まで取っ替え引っ替えセックスしまくり情が湧いたり揉めたりヤったりみたいな。

 

とにかく田中哲司が最高やなあ。出番自体は少ないのに、ぴりぴりした支配人の空気がすごくセクシーで、脱いでなくても一番色気を感じた。

店側の人間で言えば窪塚洋介も、本人自体不思議な空気を持った人やからこの客たちから一歩離れた、というか一歩分宙に浮いたようなキャラクターがぴったり合ってたように感じた。TOKYOTRIBEのときも思ったけど窪塚洋介、ちょっとスピリチュアル味があって好き。

 

なんというか、スーツも制服も脱いで仕事も家族も忘れて、ごく人間的な生活を全て投げ出してセックスする人はもう剥き出しのアニマリズムに人間性を吹き飛ばされて動物であるといっても過言ではないんちゃうん?

 

でも一通りヤッたら性欲回復するまで世間話したり、そういう部分から人間って真に動物にはなられへんのかなとも思えて、ムズカシイ。

性行為は本能的なものやけど、やっぱどうしても人間的な生活の中にあるもので私たちは獣のようになんて言っても本物の獣にはなられへん、のかな。それっていいことなのか、悲しいことなのか。私にはわかんない。

 

ハプニングバーで性行為を目的に集まった割り切りメンバーなはずやのに気づいたらニコイチ的な精神性が生まれててヤキモチ妬いたりそういうの、邪魔くさいよなあ。だからみんな性欲と感情の中で揺れ動いてわけわからんことになるんやろうな。

 

セックスの結果は結果でも、ただただ性欲の解消として集まった人間同士に生まれた人間関係っていう副産物と窪塚さん演じるスタッフに出来た「子供」はものすごく遠くて、セックスって行為自体は動物的でも人間的でもなくて、あとから私たち人間がつける意味次第なのかなって少し思った。

 

あと、役者さんはみんな凄く良かった!

門脇麦ちゃんの醸し出すあの雰囲気はひきこまれるというか、ちょっとしたドラッグみがあるよね。新井さんはシンプルにえろいし軽い雰囲気がちょっとこわいしそこがまたよくて、時生ちゃんは金髪パンク仕様で出番は少なかったけどそこそこインパクトがあって時生ちゃん大好きマンとしてはめちゃ満足でした。

 

愛とか性について悶々としてるなら一見の価値あると思います。

 

これ観たあと気になって大阪のハプニングバー事情についてちょっと調べてみたけど、ほんとに危険と隣り合わせ臭いし(身バレやら待ち伏せとかプライバシー系のものから病気まで)しかも映画見てるだけで息詰まりそうやのにこんな空気一晩中体験するとかやばすぎやと思った。アングラ性産業はまだ早いなと心から感じた二十歳の夏でした。

 

自分みたいに勇気ない人間が勇気出しちゃった時の微妙な空気感とか、ベッドまできた時の行為までの流れとか、ほんとに嫌になるくらいリアルで生々しくて、それが良かったり悪かったり、、、とりあえずみんな見て。

葛河思潮社【浮標】2016.08.14昼

浮標感想。

書きかけですが。疑問に思った部分とか。

 

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少しの悪意がある人間が汚くて、搾取されるだけのお人好しがきれい。
悪意に敏感だけど、自分を守ることは悪意なの??妹はきれいな人間じゃないの?金貸しの彼も。自分の定めた快復というゴールが見えなくなってそれを他のことに当てはめるのは安易では。でも戦後、絶対的な勝利を信じてた時代に辛いことが重なったから絶対のあんしんを求めたくてでも裏切られて信じられなくなったのかなあ。ごろうさん、、絵を描いて欲しい。

どうしてそんなに善悪にこだわるんだろう

1幕終わりの大きな波音が印象的だった。

ちゃんと寝てからくるんだった…

田中哲司ってこんな人だったっけ…?ドラマや映画でなんども見た馴染みのある俳優さんなのに、最初から最後まで舞台に立っているのは田中哲司じゃなくて久我五郎だった…

久我五郎の苦悩と情緒がつらくて、才能があるってことは活かさないといけないって何かに脅迫されてるってことなのかとも思う。

PARCO produce【ツインズ】2016.01.07昼

ツインズ、凄く凄く良かったです。

 

長塚圭史という人は本当に天才なんやなあ。

1月7日にして今年一番の芝居、決まりました。

ということで観劇直後に思いつくまま書き散らしたツインズの世界観考察と萌え語り。

 

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鋼太郎さんは妹のエリコのことが好きで、エリコが身を投げたのを止められなかったことを後悔しすぎて心が壊れた?
エリコが待つ海に自分もいつか身を投げると決めて、トムさんに「これは海水だ」と言わせたブルーハワイ(鋼太郎さんの自覚あり)を飲んでる。

エリコの死は理解しているよう。
むしろいまの自分の生きる目的(魚になって海にいるエリコに会いに行く)はエリコの死によって与えられたものだとして愛しさを抱き享受してる…?

エリコによって与えられた悲しみを噛みしめ、エリコのために死のうとしている自分を心地よく思っている可能性も、、

 

食による迎合→冥府の水
水、貝、野菜に敏感だったところから見て放射能汚染…?
わかってても観ない知らない気にしないほうが生きやすいってことなのかな。
↑タクトと最初のハルキがみんなに基地外扱いされてた点から。

古ちんがバットに頼った理由はわからず、、
なんでトムさんがそれを折って反撃できるほどの手練れなのかも。

トムさんがハルキ実家にいる理由はわからず。
旦那さん、鋼太郎さん、その他の人が夢に陥るための手助け?トリガー?の役割を引き受けてる…?

りょうさんの目的は不明
むしろ、風潮と救いの具現化…?

魚の双子は一体何やったんや…

なんでイラちゃんはすぐにトムたちに迎合したの?じわじわと自分が死ぬことを望んでいた…?

むしろ汚染されてない暮らしをして生きながらえ夢の中でだけ生きるようになった祖父を見て、自棄になったか。

古田さん、海辺にいる多部ちゃんりょうさんトムさん(セックスの話の後)のシーンで出てきた時の、
カーキのモッズコート(ふわふわ無し)前開き袖捲りありでフードを深く被って塗装用マスクみたいなのしてたのめっっっちゃえっちかったやばい…!!!!
バット片手で振り回すのかっこよすぎか???えろ???

最初の登場のシーンでも、バットでソファついて背もたれに座ってたのめっちゃ可愛かった。
コーヒーをびちゃーって床にぶちまけるシーンも、表情のない感じがこれまた色っぽくて…

元古田さんの部屋でイラちゃんとオーストラリアでしたいことの話してた時に、一人称が「お父さん」になって、いつも強張ってた表情が明るく柔らかくなってたのほんと父性あふれすぎてア゛ーーッ好きーーーッ!!

血の付いたシャツもなんだかセクシーすぎて…
鋼太郎さんとの対峙シーンはどこも良かったなあ〜
コーヒーをふけ!!のとこもそうだし、父さんに会えってとことか、イラのオーストラリア行きのとこもだし。

でも、鋼太郎さんが身売りしろって言ったのはびっくりした。イラにも優しく接してたのに。子供がいないから、弟を少し羨んでた…?
弟への劣等感をエリコへの想いに全部すり替えてたのかも。

ユキとタクトはなんなんや。
あーーー!!!双子ってもしかして元から奇形児???魚っぽかったんじゃない????
だからタクトは子供を見たがらないし抱こうともしなかった!!
イラの抱っこした双子が海に飛び込んだのは本当!だって双子は魚だから。
鋼太郎さんが、赤ん坊はまだハイハイもできないってタクトに言われて「ハイハイは、な…」って言ってたのは「泳げる」or「海に帰る」ことを知ってたから。

セックスの話の時に出た「動物」という単語も人も試行錯誤(核開発)のすえ海に帰る(魚に戻る)ことを暗示してたのかも…

イラがセックスの話の時に、試行錯誤して結局は元に帰るって言ってたのは性行為だけじゃなく生全般に対して言ってたのかも!
人間は海に帰る、って。

 

それにしても古田さんがオールバックを撫で上げる仕草めちゃくちゃかっこよかった〜;;💕
両手で撫で上げたり、左手で左側だけ撫で上げたり、めっちゃセクシーやったし右目側の前髪がちょろっと垂れてたのも死ぬほどセクシーでした。

ズボンはカーゴパンツ。いかつい感じがめちゃくちゃ似合っててほんまにも〜〜!
Vネックカットソー(生成り)+羽織シャツ無地+カーゴパンツかな?
白髪交じりのオールバックやばい…セクシー…

双子の魚が男の赤ちゃんと女の赤ちゃんなのは、
「男の人魚と女の人魚が交わって繁栄してきた」というセリフにつながる…?

 


観た直後は、彼らの置かれた状況から「追い詰められた環境とそれらに対して個人がどうやって折り合いをつけて生きていくか」みたいな物語だと思ったけど、やっぱりパンフレットを見る限り歪んだ家族の物語で、特別な状況下に置かれた、特別仲が良いわけでもないけれど「今」一緒にいる血縁同士が、否応なしに影響されあっていくのがテーマなのかなあ…

それにしても古田さんがボンゴレパスタを急に「一口食べる勇気が湧いたんだ!!」って言い出したきっかけというか理由がパッと浮かばないです…

てか鋼太郎さんってアパレルのお仕事だったんだね。
てことは都会に出てたのかな…?

お金のやりくりの話の時に「何年も前から」って言ってたり退職金がって言ってたから、もしかしたら退職するまでは都会にいたのかも…?
実家は海見えるとこらしいけどどこだろう、訛りもないし。

 

主にトムさん、後半はタクトとハルキさん。
よく大事な場面で「アレ」という単語を使ってたのが気になった。
「アレだから」「アレして」「アレだ」
そのアレについては言及されないけど、みんなその「アレ」の内容を共有できてるの…?話通じてる風に進んでたけど、みんなの頭の中の「アレ」は同一なの??

 

もう一度観たい、再演、映像化、よろしくお願いします。

劇団鹿殺し【名無しの侍】2016.07.29夜

iPhoneに書き留めてた原文そのまま。

以下メモ書き的個人の備忘録なのであしからず。

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名無しの侍おわったー。

ひとまず、、田舎の侍ってこんな話だっけw

 

なんか中途半端に虎蔵とか出てくるから謎の違和感すごかった!!あとやっぱスポットのあたるキャラクターが増えた分話がとっ散らかって、感動も薄かったし盛り上がりもイマイチだった。

やっぱり比べちゃうけど、田舎の侍の信長はあんなに「目指すべき場所」てして君臨してたのに今回の信長はあっさり出てくるししかも虎蔵とのあれこれも薄い…

 

ドパンク時代劇ってことで挿入曲たくさんあったけど、どれもそんなに…??鹿殺しの曲はやっぱりバンド編成プラス金管楽器がいいから、今回はそれが少なくてちょっと残念。しかも印象に残る曲もなかった。(田舎の侍以外)

 

あとシリアスで締める感じなのかなと思ったらサイボーグとか三途の川とか閻魔様とか。ギャグ要素?も不発感が否めないしどっちつかずで観てるこっちも若干さめそうだった。

虎蔵、二郎三郎、伝蔵、ナオ、このうちの誰かに絞ってればもっと面白くなったのになって思う。

 

ただ大人数の殺陣はやっぱりいい…でもどうせならもっと主人公達に深く絡んだ「竹千代銃撃」のシーンみたいなのがもっと欲しかった。

 

虎蔵が欲?に目が眩んで闇落ちした時の表現ももっと沢山あったら良かったのに。「信長」になった虎蔵の恐さがそんなに描かれることなく虎蔵もきち伝蔵の鬼ごっこになったからちょっと物足りなかった。「来るとこまで来てしまった感?」がもっとほしかったな、、だって季節巡るほどみんなでずっと殺し合おうとしてたんだしさ。

 

終盤の大立ち回りのシーンは凄くかっこよかった!!暴れまわる虎蔵に捨て身の伝蔵。圧巻やった。あとベースの低音刻さんwめっちゃ暴れながらベース弾いててめちゃかっこいいしこのシーンは目が足りなかった!


なんか田舎の侍が好きだっただけに凄く肩透かし的な作品でした。
ツチノコ、キルミーと不発続きだったし、もう鹿殺しは合わないのかも。