幾星霜

わたしのため、書き置き

迷い、航路。

前回の日記で少しずつ快方にと書いたが、全然そんなことはなかった。

今日はひさしぶりにぐっすり寝てしまって、13時に起床。

その後も「何かをする」ということが出来なくてずっと寝ていた。

 

夕方、半年ぶりくらいにテレビを観た。

自分で選んでいない情報が流れてくるのは心地良いな。

内容はともかく。

 

その後、ディズニー+でカーズオンザロードを観て

少し気力を取り戻したので今のうちに日記を書く。

 

最近ずっと悩んでいる憧れの仕事について、断る夢を見た。

余程ストレスを感じているらしい。

 

私は漫画とか音楽とか映画とかそういったジャンルの趣味があって、

いつもそれを生業にしている人に憧れていた。

 

そこでやっと掴んだのが今手にしているチャンスだ。

ただこれはクリエイティブなものではなくて、そういうひとを支える、いわば雑務だ。

 

適職診断だったり精神科だったり占いだったり、

私自身を分析する場所ではいつもクリエイティブな仕事をするように勧められてきた。

自分の手応えとしても、そういう閃きを求められる作業の方が向いているように思う。

 

現職は広告代理店で、クリエイティブなことから営業、見積など全部やる。

そのおかげで一通りの業務は出来るようになった。

 

だからといって、「なんでも」が天職になったわけじゃない。

 

一握りのクリエイターだけが活躍する世界で私が生きていくには、

天才の小間使いになるしかないのだと思う。

目指すものも、作りたいものもないから。

 

このチャンスをものにした先人に相談をしたら、

業界から生まれる創作物も好きだし、この仕事も好きだから続いていると言っていた。

 

私は天才の小間使いを好きになる自信がない。

 

精神科の主治医にも強く止められた。

「誰かの手足となって働くのは貴方にとって楽しいことではないはずだ。ネームバリューに惑わされてはいけない。どんなに規模が小さくてもクリエイティブなポジションに就いた方が良い。貴方の経歴やスキルを知って、その上で活かしてくれるような人のもとで働きなさい。」と。

 

その通りだと思った。

 

答えは出ていた。みんなに止められた。

仕事のこともそうだし、憧れの作家について忠告も受けた。

 

どっちを選んでも後悔する気がした。

 

今もどっちともつかない。

 

ただ、私を止めた「みんな」は「私が選んでそばにいるみんな」だ。

様々な友人も、業界の人も、医者も、

みんな自分で見つけてたどり着いた人物で、

相談も私から投げかけた。

 

この助言を聞くということは、他人の言いなりになるのとは違う。

 

明日、返事をする。

私のことを心配してくれる人の知恵を借りて、

この叡智で私は私の人生を納得できるものとして進めていく。