幾星霜

わたしのため、書き置き

休職延長、深海から上る泡のような感情

休職の延長が決まった。

 

復帰する気でいたから、ショックだった。

情けなくて泣いてしまった。

 

休むという選択自体。

頭では最善だと分かっていても、心は許せていなかったんだと思う。

 

「役に立たなきゃ」の刷り込み、さみしい、使命が欲しい、

色んな感情と事情が渦を巻いてわたしを引き摺り込む。

 

当分は「生活」をしながら生きていくことになると思う。

 

ただ、復帰が難しいと言われた時、

悲しみが心に現れたのが、とても不思議だった。

 

これについて1日考えて、答えが出た。

自分のことを怠け者だと考えていたからだ。

 

「自分は怠け者だ。

 そして自分のような怠け者は”休める=嬉しい”と考えていなければおかしい」

と分裂した自分が自分を罵っていた。

 

だから、休んでいることにずっと罪悪感を覚えていたし、

復職が叶わず悲しむ自分にも驚いたんだと思う。

 

わたしはわたしが思う以上に勤勉かつ真面目だ。

いくら自己認識が歪もうと、心は正しく感じ取れていた。

 

自覚してなかった感情が急に表に出たことに、

混乱したけど同じくらい感動した。

 

自分自身の内面でも知覚できてないことがあるんだ。

これは希望。

 

やっぱり人と接する中でこそ自分に気づくことが出来るんだと思う。

 

自分自身のことで知らないことがまだ沢山ある。

 

自分の輪郭を触るのと同様に、

泡みたいに浮かんできた感情の、弾ける時のきらめきを見つめる。