幾星霜

わたしのため、書き置き

わたしの宝物、小さな命へ

忘れたくない。

 

私がカリカリを手に取り口元へ差し出すと、

両手で私の手のひらを引き寄せ顔をうずめて食べ出す。

そのとき、親指と人差し指の先に触れる柔らかい毛。

私と彼女が握手をしているような感覚、爪の生えた指の奥にある柔らかい楕円。

忘れたくない。

 

必死に食べながら、歯が私の手を傷つけないように注意を払う彼女の心遣い。

ふりふりと手のひらに触れる透明で長い髭の束。

美しくてあたたかい。

 

たまに触れる舌が熱い。微かに感じる鼻息があたたかい。

生きてる。

 

毎日朝夕に行う幸せな食事の時間。

彼女のことが愛おしい。

 

つむぎ、あなたを一生大切に育てるから、

ずっと幸せに暮らそうね。

心の置き所、自分の優先順位

そわそわする。

 

心の置き所がない。

 

気持ちがすぐジェットコースターみたいに上がったり下がったりして、

気持ち以外の部分が置き去りにされてる。

 

金曜日、どんぞこの気持ちのまま好きなバンドのライブに行って、

ライブは楽しくて良い時間だった。

 

そのあと友達にあった。

友達のことは好きだ。

会うと楽しいし、

会わない時もわたしの心の安定に大いに寄与してくれてる。

 

先週、友達にかなり重い相談をしたときに中立っぽいコメントをされた。

それが加害側の肩を持たれたように・追い討ちをかけるようなことをされた気がして

辛かった。

 

言うか、言うまいか、

一週間悩んだ挙句勇気を出して伝えてみた。

愛想笑いで流されただけだった。

意図せずとも傷つけたことには謝ってほしかったと思う。

すごく悲しい。

 

本人は、自分は相談にうまく返せるタイプじゃないから仕方ないだろと思ってるんだと思う。

それに対して、そうだよね、不得手なこと期待して勝手に傷ついてごめんねって、初めは思ってた。

 

でも、これって私、自分の感情の優先順位低くないか?

傷ついたのは事実で、どうしようもない。

傷ついた上にさらに相手に気を遣って、そんなにすり減って、

自分が可哀想だと、

今やっと気づいた。

 

つらかったね。自分の感情を蔑ろにするように刷り込まれてもっと傷ついてきた。

もうわたしは自分の気持ちを後回しにしない。

オーバーヒート、自壊

最近お友達に、

「リリカちゃんは仕事にも趣味にも人生にも一所懸命頑張ってる」

って言われてすごくびっくりした。

 

行動力があって、好奇心旺盛で、やりたいこと全力でやってる姿がかっこいいって。

しかも二つは別々の友人の言葉。

 

私は自分のこういう部分を発達障害起因の衝動性だってカテゴライズしてたから、

長所であり私の持つ光ってる方の個性だって言われて

心の底から嬉しかった。

 

わたしなんて頑張ってるなんて言っちゃいけない気がして、

頑張ってる自覚を持っちゃいけない気がしてたから、

頑張ってるリリカちゃんって言われたのが

本当にびっくりで

目から鱗

嬉しかった。

 

長い付き合いの友達には

「生き急ぎすぎ」ってよく言われるな。

 

足りない足りない、もっともっと、

急かされるみたいにアクセル踏んで

オーバーヒート寸前だったのかも。

エンジンの不調でスピードが出ないから、

余計に頑張ってるって自覚が遠のいてた。

 

今、すごくホッとしてる。

やっとアクセルから足を離して、ブレーキをかけられそう。

そろそろ限界かも

2021年11月5日、大好きなディズニーランドに2年ぶりに行った日、

心が躍らない自分に直面した。

 

あんなに好きだったのに、年パスも買って、足繁く通って、

1秒1秒弾けるように楽しんでたのに。

つまんないなを感じる心から目を逸らしながら過ごした。

 

 

「いつもと違う」を実感し始めたのが、こわくてたまらなかった。

 

11月下旬、大きいプロジェクトのメンバーから声をかけられて

チームに参加することになった。

初めは新しい仕事が楽しくて、期待に応えたくてはりきっていたのに、

ひとつ提出期限が遅たことをきっかけに、

相談ができなくなり、連絡が怖くなって、家から出れなくなった。

 

申し訳なさと不安と焦燥感で、

家でしくしく泣いて過ごしてた。

 

今思えば、この頃もうすでにかなり限界が近かったんだと思う。

 

そのままチームからはフェードアウトして、

連絡がつかなくなった私を心配した上司から心配のチャットが飛んできたりした。

一度出社するタイミングに、上司と短い面談をして、

思っていることを少し話せて(本当に一部、なぜなら私は自分の抱えてる問題を把握して言語化することがとても苦手だから。)そこから持ち直したつもりだったけど、

根本的に解決したわけじゃなかった。

 

浮き沈みのある中なんとか耐えてきたけど、

一度しっかり治した方が良い気がする。

 

椅子に座って、ただ時が過ぎるのを待つだけで1日がすぎて行くのがこわい。

自分の意思だけじゃどうにもならない感じがする。

こわい。こわいこわいこわい。

改めて、自己紹介

改めて自己紹介。

こういう人間です。

 

● 名前

霜田リリカです。

今つけたハンドルネーム。むずがゆ〜〜〜!!!!

この感じ中学生の時以来だ。でも自分に対して名付けをするのっていいよね。

このブログでは霜田リリカとして過ごしてみます。

普段は推しに名前を呼ばれたいあまり本名でやってます。

 

● 基本情報

関西在住の26歳、会社員。

メディア系の会社でノロノロ働いてます。

新卒で入った会社を、意外にも辞めずそろそろ4年。

朝げきよわ社会人だから、朝が遅い会社で本当によかった。

 

● どんなひと?

ぐるぐる考えるのが好き。

フェミニズムについて勉強中。

注意欠陥多動障害でコンサータ服用中。

毒親サバイバー。

 

● 基本の趣味① 演劇

演劇大好き観劇フリーク。

コロナ禍の最近は年間40公演くらいのペースで観ています。

好きな演出家は長塚圭史さん、河原雅彦さん、谷賢一さん。

オールタイムベストは、

「はたらくおとこ」「万獣こわい」「エブリブリリアントシング」「The BEE」。

 

● 基本の趣味② 音楽

音楽が好きでライブハウスによくいます。

空きっ腹に酒と女王蜂とスサシ。

ファンクとダンスロックが好き。

 

● 基本の趣味③ ディズニー

ディズニーオタク。

コロナ禍以前は地方年パサーでした。

グーフィーが大好きでトレグと幕の内とペコスが好き。

ディズニーchとディズニー映画も観て育ったタイプです。

 

 

こんな感じ、ソンな感じ?

頭の中は いつもひとりの

純情プレパレード

書きたいなあ

書く予定/書きたいものリスト

 

☑︎ ヒメアノ〜ル

□ 私ときどきレッサーパンダ

□ ミラベルと魔法だらけの家

□ THE BATMAN

□ ソウルフルワールド

□ 読売演劇大賞授賞式2022

□ 冒険者たち

□ 天日坊

□ 鷗外の怪談

□ アルトゥロ・ウイの興隆

□ 丘の上、ねむのき産婦人科

□ TOKYO LIVING MONOLOGUE

□ 老いと建築

□ 愛する時、死する時

□ 泥人魚

□ パ・ラパパンパン

 

少しずつ書くぞ〜〜〜〜

『ヒメアノ〜ル』2022.3.1 Netflix

映画『ヒメアノ〜ル』面白かったけど、観ててドッと疲れた。

 

フィクションとして楽しむには、あまりにも現実と地続きすぎて。

「この状況ならわたしはどうやって生き残るか」「こんな状況にならないためにどんな防衛策が立てられるか」そんなことばかりが頭に浮かんで、観終わった時にはへとへとだった。

 

今までの人生で感じたことのある恐怖が記憶の底から引き摺り出されて、"映画"として楽しむところまで戻れなかった。

実際、話したこともない男に一方的に付き纏われたこともあるし、街中で暴れる男に遭遇して周りの人間が青ざめて逃げるところに居合わせたこともある。

そういった経験が、自分が「標的」になりやすい属性だということを思い知らせてくる。不条理だけど、対策を立てるしかない。いつも警戒している分作品として「考えろ!」って出されるとただでさえギリギリなキャパから溢れてもうとにかく疲れた。

 

森田が先天的にヤバいやつだったのが、救いに感じた。いじめられたせいでみたいな"IF"が考えられることが原因じゃなくて、先天性っていう、どうしようもないことが原因なのはむしろ諦めがつくというか……。

この感覚は、自分が注意欠陥多動障害の診断を受けた時の気持ちにかなり近い。

 

もしいじめ被害が原因の「河島殺し」がなければシリアルキラーにならなかったのではみたいな感想を見たけど、きっと別の形でたくさんの被害者を出してたんじゃないだろうか。

それが強姦なのか殺人なのかはわからないけど。

 

森田の苦しみ(先天的にどこかオカシイ自分への苦悩)もわかるけど、殺人も強姦も絶対に許されないし軽蔑するし吐き気がする。

サイコキラーという"災害"として認識するのが一番しっくりくるな。

 

あとやっぱ殺人って「勢い」「段取りの良さ」「運」のどれかが突出してないと出来ないなと思った。わたしにはむりだ。

 

「なんであんなクズのためにヒトの命が奪われないといけないんだ!!」(という憤怒)よりも、「そういう人もいる。だからできるだけ被害を最小限にする方法を考えなきゃ」という考えが頭に浮かんだ。

 

これは災害とか、ゴジラとかそういうものに対する認識に近い。

明らかに自分と価値観の違うヤバいやつがいるっていう事実を、こうもすんなり受け入れられるのは、自分も先天的な脳の問題を抱えてるからかも。

逆に、「あの時ああしていれば」みたいな余計な反省をしなくていいから潔いまである。

 

自分が普通じゃないこと、悩まなくてよくない?絞殺に性的興奮を覚えるのは仕方ないじゃん。ただそれに対して自分に被害が及ばないように最大限の防衛をするし、社会も最大公約数としての倫理を以て森田を抑制する。

否定もしないが、受け入れる筋合いもない。
これは善悪の話じゃない。

 

ああ、自分は生まれた時にはずれくじを引いてこの社会で「普通」をやるのは無理なんだなあって、これは納得に繋がる気づきでは?

羨ましい、ずるい、悔しいみたいな執着を抱え続けるほどこの社会を肯定する気持ちがわたしにはない。

 

でもこの「災害」すら、女ってだけで被害に遭う確率が上がる理不尽に正直げんなりした。わたしがこの映画に感じた不快はきっとここだと思う。

ディストラクションベイビーズの商店街のシーンでも同じことを感じていたし。